その「ワクワク」はいつから「モヤモヤ」に変わりましたか?
「この漫画、続きが気になる!」 そんな純粋なトキメキを感じていたはずなのに、いつの間にか「次はいつ出るの?」「本当に最後まで読めるの?」という不安に心を削られてしまう……。
そんな経験はありませんか?
世の中には「待つ時間も楽しみの一つ」と言えるポジティブな人もいます。
でも、私はどうしてもそうは思えないのです。
むしろ、不確かな「待ち時間」がストレスにすら感じてしまう。
今日は、そんな「完結済み作品」に異常なほど執着してしまう私の、身勝手で切実な読者心理を書き残しておこうと思います。
未完結という終わらない底なしの不安
私は物語を一気に最後まで味わい尽くしたいタイプです。
なぜそこまで「完結」にこだわるのか。
それは、「やむを得ない理由で未完に終わる恐怖」から逃げたいからです。
長年情熱を注いで追いかけてきた物語がある日突然何の前触れもなく途絶えてしまう。
その時に感じる行き場のない喪失感や置いてけぼり感は言葉にできないほど苦しい。
強い言葉になってしまうかもしれないけど物語を途中で放り出すことはある種の罪だとすら思ってしまいます。
HUNTER×HUNTERに抱く愛ゆえの葛藤
未完への不安を語る上で避けて通れないのが、私の大好きな作品
『HUNTER×HUNTER』
冨樫先生の体調不良による長期休載はファンなら誰もが知るところですが、正直なところ「このまま結末に辿り着けないのでは……」という予感が拭えません。
最終回が見たい。
でも、先生の体調も心配。
そんな矛盾した気持ちの着地点として私はこう願わずにはいられません。
「もし漫画としての連載が難しいならプロット(文字ベース)だけでもいい。先生が頭の中に描いている『結末』の断片を見せてほしい」と。
それが、一読者としての痛烈なまでの願いです。
ネット小説の書き逃げと二次創作への違和感
ネット小説の世界ではこの問題はさらに深刻です。
夢中で読み進めてふと更新日を見たら「1年以上前」。
いわゆる「エタ(未完)る」作品の多さに何度肩を落としたことか。
特に二次創作においてこの「投げ出し」は原作への敬意が足りないと感じてしまいます。
原作という素晴らしい土台を借りて表現をしている以上、最後まで描き切ることが原作者や作品への最低限の「誠実さ」と思ってしまう。
創作者として物語を預かる者としての責任をもっと大切にしてほしい。
ビジネスの引き伸ばしより魂の着地が見たい
物語が後半に入ると時折見えてしまう「大人の事情(ビジネス)」による引き伸ばし。
出版社や商業的な視点で見れば人気作を終わらせないことが正解なのかもしれません。
でも、読者のわがままを言わせてもらえば「作者が本当に描きたかったゴール」をそのままの熱量で受け取りたい。
ビジネスの都合で薄められた物語ではなく作者の魂が納得した「終わり」を見届けたいのです。
不確かな世界で物語に救いを求めて
私たちの日常は自分の力ではどうにもできない「不確かなこと」で溢れています。
仕事、人間関係、将来……。
コントロールできない不安に囲まれているからこそせめて物語の世界だけは約束された「結末」に安心して身を委ねたい。
そう願ってしまうのです。
「完結」という救いがあるから私たちはまた新しい世界へ飛び込める。
今日も私は完結済みリストを指先でなぞりながら最後まで私を連れて行ってくれる物語を探しています。
なんちゃってね
